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森の公園ツリーハウスプロジェクト
とみや森の公園ツリーハウスものがたり
完成イメージスケッチ by Shozo Kazami
森の公園ツリーハウスプロジェクトとは
「ツリーハウス」を地域のシンボルとして、地域住民たちと共創していくコミュニテイデザインプロジェクト。宮城県富谷市「大亀山森林公園」を舞台に、その第一弾となる「森の公園ツリーハウスプロジェクト」が、2023年10月に始動し、約6ヶ月の製作期間経て、2024年4月に完成式が行われた。
完成したツリーハウス
撮影日:2024年4月28日
ツリーハウスは人間の心象風景
ツリーハウスの起源は、東南アジアの民族とされており、敵対する部族から身を守るために、木の 上高くに住居を構えたことが始まりと言われている。そして、近代になり、アメリカにおける「森に帰ろう」という自然回帰の潮流に乗って、その一部 の人たちが樹上生活を始め現代に至っている。
現在でも世界中でツリーハウスは盛んに作られており、フラ ンス、イタリア、アメリカ、オーストラリア、ニュージーラ ンドなど、暖かい気候の国を中心に広く普及しているが、北 欧など寒い国でもヒーターを入れるなど工夫がされており、 暮らしの中に、ツリーハウスが取り入れるなど身近な存在と なっている。日本においては、トムソーヤの冒険の世界観が 強く、暮らしの中に取り入れるまでの存在になっていない が、昨今のキャンプブームなど、自然との調和への回帰への 動きに合わせて、単なるオブジェではなく、宿泊のできるツリーハウスの出現など身近な存在になりつつある。
自然との調和と地域との共創環境の創出
近年、地球環境問題の深刻化により、人類の共通財産である地球環境を保全し、次世代に望ましい環境や資源を引き継いでいくための基盤となる「環境教育」の重要性が高まっている。そうした背景の中「自然とのかかわり」を通じて、自然 との共生への理解を深める活動が求められている。
「森の公園ツリーハウスプロジェクト」では、風見正三が全体の監修を務め、地域の活性を願う沢山の協力者・協力業者様の支えのもと、自然との共生を感じながら喜びと共に製作が進められた。
「ツリーハウス」は、身近な自然へ眼差しと地球的な視野の共生を理解する「学びの場」としての意義もあり、PPP(Public Private Partnership: 官民連携事業)の視点からも、住民・NPO・企業・行政の新たなネットワークづくりとして、地方都市再生の切り札になると確信している。
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